「リコーダー、尺⼋、フルート」という三本のフエ(トリオ)によるコンサートです。 今回は海外からの視点でこのトリオを捉え、潜在的な魅力・可能性を引き出します。トリオは、世界的に活躍するニュージーランドを代表する作曲家、ディラン・ラルデリ氏と、タジキスタン出身でカナダで活躍するファランギス・ヌルラ=ホジャ氏の新作初演です。ヌルラ=ホジャ氏は日本で初めての紹介です。また、我妻英氏に昨年委嘱した力作「風の寒戸」、昨年亡くなられた湯浅譲二氏のリコーダーソロ曲「Projection for Tenor Recorder」を追悼演奏します。この作品は、2004年に書いていただき、その年の「秋吉台の夏」で初演しました。加えて、細川俊夫氏、尺八本曲というリコーダー、フルート、尺八の各ソロ曲でそれぞれの楽器の特徴を浮き彫りにし、アンサンブルにおける融合、対比、競合等、そして作曲家の個性がどのように表現されるのか、ご期待ください。